本日は、匠の会の施工会議(※)で『地盤減震システム』を勉強してきました。
このシステムは基礎と捨てコンの間にシートを引き込んでおくもので
地震の際には、地盤がスライドすることで建物の揺れを軽減するとのこと。
今までは建物そのものに対しての対策が主でしたが
このシステムは建物を支える基礎や地盤などに着目している点が面白いと思います。
ただ、スライドするといっても何十㎝も動くわけではありませんのでご安心を。
震度7クラス(建物に伝わる加速度800gal)に対して、震度5程度に建物の揺れを
低減でき、建物基礎の揺れ幅は約2㎝程度との事。
施工方法も難しくないため、費用もそんなに高くありません。
今後、益々必要とされる地震対策の一手として大いに参考になりました。
ちなみにこのシステムの開発は
ビイック株式会社です。
※匠の会の施工会議は協同組合匠の会メンバーの各会員者の施工担当者
が定期的に集まり、新しい工法の勉強や各会員社の施工現場を見て回り
お互いに意見交換をしながら切磋琢磨しているものです。
新宿の工務店 “大栄工業”のホームページ
クリック、お願いします。