先日から解体工事を開始したお客様のお宅。
玄関に貼られたレンガタイルの雰囲気がとてもよく、
一見すると壊すのはもったいないお宅。
解体を前にお引越しをする前夜、
長く暮らした家がなくなる事に
娘さんが泣いていたと聞きました。
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以前解体させていただいたお宅。
「毎年何百個という実をつける柿の木なんだ…」
と教えていただいたのですが、残念ながら
建物の解体と同時に伐採することになってしまいました。
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解体工事の前、最後の確認のため、
お宅の中を拝見していた時の写真。
壁に何やら書かれていました。
永く暮らした家への感謝の言葉と
新しく生まれ変わる我が家への思いのようです。
新築のお仕事を戴く場合、
多くのお客様宅を壊す仕事もさせていただきます。
新しくなる喜びの裏側にある、
暮らしていた人にしかわからない
つらい思いがある事に気が付きます。
解体工事もお金を戴きさせていただく大事な仕事。
より一層家づくりを任せていただいた大きな責任を
再認識させられる大事な瞬間についてでした。
orihara
新宿の工務店 “大栄工業”
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